エンジニアリング組織論への招待 を読んだ
エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
- 作者: 広木大地
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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感想
読者の背景として、中規模な部門でスクラムの取り組みを数年やってます。
そのなかで面白かったのはスケジューリングの話。
私の身近なところでは、リリース日を柔軟に動かせないので、品質が下がる問題が何年・何回もおきている。
それに対してある程度の答えを用意してくれていて、設計を小刻みにリリースできるようにする前提が守れていない。プロダクトに対して関係者が多すぎて、不確実性を減らす取り組みが効率的に出来ていない。というのを用意してくれていて、やってみるかという気持ちになりました。
自分語り
小さな話題としては、時分の過去の経験からあるある的なことが書かれていて、納得感が高かった。
怒り・恐れを取り除くチーム醸成の話題で気づいた話。
自分は他人が責任回避するムーブすると激情する傾向があるけど、そもそも品質と責任取るかはは関係ない。
— ctyo٩( 'ω' )و (@c_tyo) April 1, 2018
扁桃体が過去の何かの恐怖への反発として怒りを作ってるのかも。
権限移譲・抽象度が高い組織の話題のなかで、今は抽象度低すぎだなと思った話。
— ctyo٩( 'ω' )و (@c_tyo) March 20, 2018
なぜ、心理的安全性と権限移譲(責任)が必要化という話題の中で、自分も両方持ち合わせてるときは最高の効率で知識が溜まっていくし、足りていないと図のような感じの動きになっていたなという話。
この本の良いところ
アジャイルサイコーという感じの宗教本ではなくて、人間視点で不安や不確実性にたいしての取り組みのフレームワークを紹介してくれていて最高。
自分の役割が変わったときとかに読むと、行動指針が増えて楽しい本かもしれないなと思った。
上記リンクみたいな、お気持ちになってる状態でも生かせる情報が多いです。
便利リンク
- エンジニアリング組織論への招待:リファレンスガイド第1章/第2章 - Qiita
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本を書きました。控えめに言って、名著です。サピエンス全史の4倍、反脆弱性の2倍、面白いです。https://t.co/SE1dvTn6FB
— ひろきのだいち (@hiroki_daichi) February 2, 2018